本年（2024年）3月29日に特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する基本方針の変更が閣議決定されました。これにより「特定技能1号」の対象分野に「自動車運送業」などの4分野が追加されました。
2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用され、運送業でのドライバー不足が懸念される中、外国人ドライバーの採用による問題解消が期待される事となりました。今まで在留資格の問題により外国人労働者がドライバーになりにくい状況がありましたが、特定技能の対象に運転手が追加されたことにより、外国人労働者がドライバーとして就職する機会が増えると見込まれます。
実際には言語や文化の違いにより良好なコミュニケーションが取れなかったり、個々の能力や適性の問題も大きな壁となるでしょうが、受け入れ側の体制を整備することが、外国人ドライバーを上手に活用する最大のポイントとなると思います。
しかしながら、この閣議決定により、当社に限らず運送業全般に少しは「2024年問題」解決の道筋が見えてきたのではないでしょうか。